東日本ユニオン東京地本

平成31年3月ダイヤ改正交渉
平成31年3月16日ダイヤ改正に関する申し入れと交渉内容です。

提案を受ける

2019年1月16日、地本は東京支社より「平成31年3月ダイヤ改正等について」提案を受けました。次期ダイヤ改正は、昨年本部・本社間で交渉が行われ妥結した「新乗務員勤務制度」および「新賃金制度」に基づいて実施されます。

新乗務員勤務制度によって「多様な働き方の実現」として、「育児・介護勤務適用者」の労働条件が大きく変わります。また、指導員や支社企画部門社員が短時間行路を乗務したり、主務職社員を当務主務に指定し、本線乗務を行いながら当直業務を行うなど、大きく働き方が変わります。

また、「効率性のさらなる追求」として、稠密線区において拘束時間を1時間延長し、乗務時間を延長させることが可能な制度となります。

安全な列車の運行の確保、健康に働ける労働条件・労働環境を実現するために経営側と十分な議論を行っていかなければなりません。

支社経営側に申し入れを行う

東京地本は1月28日、申第3号「平成31年3月ダイヤ改正に関する申し入れ」を行いました。

提案に先立つ1月15日に地本「車掌・運転士集会」を開催し、新乗務員制度、新賃金制度について振り返るとともに、ダイヤ改正についての議論を行いました。そして、1月16日に提案を受けて以降、提案内容を関係分会に周知し要求をまとめま提出しました。

団体交渉開催!

2019年2月22日、東京地本は支社経営側と、申第3号「平成31年3月ダイヤ改正に関する申し入れ」の団体交渉を行いました。交渉には職場代表者にも参加していただき、利用しやすく、安全に安心して働けるダイヤ改正とするために白熱した議論を行いました。

要求実現!

この間、粘り強く要求してきた要求が実現しました。

本郷台駅電留線のフェンスが改善され、門扉もテンキー式に改善されました。また、磯子駅電留線にある乗務員宿泊所の風呂の改良工事が明らかにされました。他支社の設備ですが、東京支社からの強い働きかけにより実現しました。残された設備要求についても引き続き要求していきます。また、常磐線E657系5号車の改良については、東京支社としても問題は認識していて本社に上申していること回答がありました。組合側からは、設備改善にあたっては利用する社員の声を取り入れるよう要求しました。

労働条件については平行線

支社側の回答は「就業規則に則り…」「交番作成規程に沿って…」「改善する予定はない…」など、残念ながらこれまでのダイヤ改正交渉における会社回答から、大きく変わるものではありませんでした。多くの時間を使って議論した睡眠時間、食事時間の拡大、確保については、問題認識は持っている、出来るだけ努力しているとの回答はあるものの、抜本的な改善に言及することはありませんでした。

現場でのコミュニケーションが重要

交番順序表の設定などについては、支社側から「各区所が行う」と回答がありました。また、今ダイヤ改正において各職場に設置された「ダイヤ改正PT(プロジェクト)」について、「PT」の実態や運営・メンバー設定・論議内容などについて不明な点なども明らかになりました。

より良い労働条件の実現においては、職場における普段の現場管理者と社員、双方からのコミュニケーションとその質の重要性が鮮明になりました。各職場において具体的なデータ収集・実態把握などをすすめ、要求の実現に繋げていかなければなりません。安全と職場の未来をキチンと見据え取り組みを継続します。

申し入れ内容と会社書面回答は以下の通りです。

要求内容

共 通

1. 新たな基地構想に基づく、具体的スケジュールを示すこと。
【回答】乗務員基地再編成については、2020年度以降を目標に検討を進めている。
2. 各線区の遅延要因を、明らかにし具体的対策を講じること。
【回答】列車遅延については様々な要因があり、可能な対策については引き続き検討していく。
3. 乗務員おいても女性社員の占める割合が大きくなっている、乗務員区の設備・備品・要員に対する考え方を明らかにすること。
【回答】必要な設備は整備する考えである。なお、業務に必要な要員は確保していく。
4. 転勤については、本人希望を最大限尊重し、公平公正に取り扱うこと。
【回答】異動については、就業規則に則り取り扱うこととなる。
5. 職場の労働環境は、使用する社員の声を聴き、反映して整えること。
【回答】これまでも設備をはじめとする職場環境改善に取り組んできたところであり、引き続き取り組んでいく考えである。
6. 社員の健康を維持するために、乗務時間・乗務キロを軽減すること。
【回答】列車ダイヤの設定や効率的な運用を勘案し、乗務割交番作成規程に基づき行路を作成している。
7. 社員の健康を維持するために、供食体制を整えること。
【回答】これまでも設備をはじめとする職場環境改善に取り組んできたところである。なお、行路作成における食事を目的とした乗務の中断は、乗務割交番作成規程に基づき設定している。
8. 職場におけるコミュニケーションの質を高めること。
【回答】引き続き、風通しの良い職場風土を醸成していく考えである。
9. 乗務員の勤務指定は、社員の生活・健康に十分に配慮すること。
【回答】勤務指定については、就業規則に則り取り扱うこととなる。
10. 行路作成にあたっては、睡眠時間・食事時間を拡大すること。
【回答】列車ダイヤの設定や効率的な運用を勘案し、乗務割交番作成規程に基づき行路を作成している。
11. 仕業前夜に職場に宿泊せざるを得ない勤務を指定する場合は、手当を支給すること。
【回答】手当については、就業規則及び賃金規程等に則り取り扱うこととなる。
12. 社員の通勤経路および通勤時間を考慮した行路ならびに交番順序表を作成すること。
【回答】行路及び交番順序については、関係個所と調整し乗務割交番作成規程に基づき作成している。

上野車掌区

1. 現行の土休日行路の改札乗務を継続すること。
【回答】車内での乗車券類の発売実績等を勘案し、見直したものである。
2. E657系5号車でのドア扱いに不安がある。柏駅と土浦駅のホームに駅係員を配置すること。
【回答】現状で対応されたい。
3. E657系5号車乗務員室に防護無線、車内電話などの設備を設置すること。
【回答】現状で対応されたい。
4. 東京駅9・10番線ホーム詰所に、食事専用の部屋を設けること。
【回答】東京駅9・10番線乗務員詰所に、食事専用の部屋を設置する考えはない。

我孫子運輸区

1. 必要な要員を補充し、休日出勤数を減じること。
【回答】業務に必要な要因は確保していく。

綾瀬運輸区

1. メトロ16000系車両で運転中に自動放送と車外ブザーにおいて、原因不明のエラーが発生することがある。原因を究明し抜本的改善を図ること。
【回答】車両不具合への対応については、東京地下鉄(株)に要請している。

大田運輸区

1. 一継続乗務時間が2時間を超える行路は、一仕業に1回までとすること。
【回答】列車ダイヤの設定や効率的な運用を勘案し、乗務割交番作成規程に基づき行路を作成している。
2. 「在宅休養時間」の意味合いを十分に配慮した勤務を作成すること。
【回答】勤務指定については、就業規則等に則り取り扱うこととなる。
3. 磯子宿泊所の風呂を改良すること。
【回答】磯子乗務員宿泊所の浴室については、改修を検討していると聞いている。
4. 本郷台駅電留線出入口の柵を改善し、鍵はテンキー式とすること。
【回答】本郷台駅電留線の扉については、テンキー式に改修する計画であると聞いている。

中野電車区

1. 社員の生活を十分に考慮した交番順序表を作成すること。
【回答】交番順序については、関係個所と調整し乗務割交番作成規程に基づき作成している。
2. 社員の健康維持並びにモチベーション維持を考慮し、食事時間に相当する行先地時間を適正時間帯に設定し、現行より拡大すること。
【回答】食事を目的とした乗務の中断は、乗務割交番作成規程に基づき設定している。
3. 各泊地において、就寝した順に起床するように行路を作成すること。
【回答】列車ダイヤの設定や効率的な運用を勘案し、行路を作成している。
4. 日勤行路の始業時間を7時以降にすること。
【回答】列車ダイヤの設定や効率的な運用を勘案し、乗務割交番作成規程に基づき行路を作成している。
5. 交番順序表の枠外に8時以降に出勤する行路を設けること。
【回答】交番順序については、関係個所と調整し乗務割交番作成規程に基づき作成している。
6. 一継続乗務時間が2時間を超える行路は、一仕業に1回までとすること。
【回答】列車ダイヤの設定や効率的な運用を勘案し、乗務割交番作成規程に基づき行路を作成している。
7. 三鷹駅1.2番線中野方ホーム詰所の新設及びトイレを設置すること。
【回答】現時点で詰所及びトイレを新設する計画はないと聞いている。
8. 中野駅3.4番線三鷹方乗務員詰所にトイレを新設すること。
【回答】現時点でトイレを新設する計画はない。
9. 西船橋駅3.4番線ホーム千葉方の仮設トイレを新たなものに置き換えること。
【回答】西船橋3・4番線ホームのトイレは仮設ではない。なお、現時点で改修する計画はないと聞いている。
10. 三鷹駅1,2番線ホーム高尾方の仮設トイレに女性専用トイレと覆いを設けること。
【回答】三鷹駅1・2番線ホームに女性用トイレは設置しており、仮設ではない。なお、現時点で改修する計画はないと聞いている。

東京総合車両センター

1. 担う実作業と教育・育成体制を勘案し、要員配置をならびに教育・育成体制を構築すること。
【回答】必要な教育は行っていく考えである。また、業務に必要な要員は確保していく。

中野車掌区

1. 津田沼駅5.6番線千葉方のトイレを全面改修すること。
【回答】現時点で改修する計画はないと聞いている。

以 上

これからも要求実現に向け、継続して取り組みます。


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