「エルダー社員制度の運用及びあり方に関する申し入れ」

2017年5月2日、本部はエルダー社員制度の運用改善、社員間の不平等の解消を求め今年度二度目の申し入れを提出しました。

「エルダー社員制度の運用及びあり方に関するに関する申し入れ」団体交渉実施

2017年7月4日、本部はエルダー社員制度に関する今年度二度目の申し入れについて、団体交渉を行いました。

「エルダー社員制度」については、実施から9年目に入りましたが未だに多くの問題、不安が組合員からあげられています。そのような中、経営側は6月9日に「エルダー社員の会社における業務範囲拡大と労働条件の一部変更について」という提案を行って来ました。

しかし、現在の問題点を放置したまま、小手先の「改善」で乗り切ることは責任の所在を曖昧にし、さらに矛盾を拡大させることにつながります。特に会社で定めているスケジュールを守れていないことについて、職場では大きな不安・不満の声が上がっています。

本部は現在の問題点について経営側に正し、安心して働くことのできるエルダー制度とするため団体交渉を行いました。

申し入れ内容と会社書面回答を参照してください。

会社回答

  1. 平成29年度に満59歳となる社員に対して、スケジュールを守りたいが、遅れてしまう場合には丁寧に説明する。
  2. 出向会社を提示する際に、勤務地住所や勤務形態、労働時間などの明確な内容が示されていない問題については、本社として各機関に対し、積極的に情報を開示するよう努力する。あわせて各機関での実態把握を行う。
  3. 「JR本体内にエルダー社員を専用に雇用する部署を、各支社の各系統に有限的に設置すること」を求める提言については、シニア社員のノウハウ等をどう活かしていくのかを議論する必要があり、会社としても考えていく。

エルダー社員制度の運用及びあり方に関するに関する申し入れ

当社が大量退職期を迎えている中、エルダー社員制度の運用に関して未だ多くの問題が発生しており、エルダー社員制度の目的の一つである「人材育成」「技術継承」という意義からかけ離れた出向先が提示されている実態や、エルダー社員制度を希望している社員に対する対応時期や内容において、会社の示すスケジュールと対置した場合に統一性を見出せない状況にあります。

エルダー社員制度の運用がその精神を逸脱しているということに止まらず、等しく活用できるはずの会社制度において、社員間に不平等が生じている状況に陥っています。

会社が社員に対して定めている各種制度は、差別、不公平なく運用されなければなりません。したがいまして、下記の通り申し入れますので経営側の真摯な回答を要請します。

「申し入れ内容」と「書面回答」

  1. この間、エルダー社員制度における再雇用までの流れについて、会社冊子に記載されている「ライフプラン」の「再雇用までの流れ」のスケジュール通りに進めることができなかった原因を明らかにすること。

    【回答】再雇用を希望する社員の業種や勤務地区等に関する希望が、特定の業種等に集中する場合など、その調整に一定程度の時間を要することがある。

  2. 平成29年度に満59才となるエルダー社員制度を希望する社員に対して、会社冊子に記載されている「ライフプラン」の「再雇用までの流れ」のスケジュールを遵守すること。

    【回答】平成29年度に満59歳になる社員に対する、再雇用希望の把握等、エルダー社員制度のスケジュールに則り、進めていく考えである。

  3. エルダー社員制度を希望する社員に対して、出向先会社を社員個々に提示する場合、勤務地となる住所、勤務形体については従事する労働時間、泊まり勤務の有無、勤務始業時間と終業時間等、明確な内容を示すこと。

    【回答】就業の場所等の就労条件については、選定した出向先の提示の際に併せて社員に説明している。

  4. エルダー社員制度の考え方と大量退職期に踏まえ、JR本体内にエルダー社員を専用に雇用する部署を、各支社に営業、運車、設備の系統ごとに有限的に設立すること。

    【回答】エルダー社員は、今後もグループ会社等との水平分業を前提に、原則としてグループ会社等への出向を命ずる。

  5. 以上に対する回答を2017年5月31日までに書面にて行うこと。

以 上

制度改善に向け、世代を超えて力を合わせよう!